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便秘の改善のために下剤の服用を考えたことはありませんか?下剤に頼り続けていると依存症になってしまう恐れがあります。
そこで今回は「便秘は改善したいけど、下剤は副作用が怖い…。」「依存症にならない便秘茶が知りたい。」
というあなたに下剤の恐ろしい副作用や、下剤成分を含まないおすすめの便秘茶などについてご紹介します。

1.下剤依存症と怖い6つの副作用


下剤を使い続けていると、どんな症状が出てくるのでしょうか。
下剤依存症とその怖い副作用について調べてみました。

1-1.下剤依存症とは

下剤依存症とは、下剤を長期に服用することで、もはや下剤なしでは排便が難しい状態に陥ってしまう依存症のことです。
期間としては、下剤を使い始めてから1ヶ月くらいで下剤が手放せなくなり、3ヶ月を過ぎる頃から徐々に下剤が効かなくなります。
そして、半年が経つ頃には下剤の摂取量が大幅に増え、1年以上使い続けると腸が本来の機能を果たさなくなってくるのです。

1-2.下剤の6つの副作用

便秘の改善やダイエット効果を期待して軽い気持ちで下剤に手を出す人がいますが、下剤には多くの危険な副作用が潜んでいます。

副作用①腸の働きが弱まる

本来、必要な時に自ら動く腸を下剤によって無理やり動かしているので、次第に腸が自力で動かなくなってしまいます。

副作用② 肛門括約筋の衰え

我慢したり、いきんだりする時に使う肛門の筋肉「肛門括約筋」がどんどん衰えて、最終的には勝手に便が出てくるようになってしまいます。
最悪の場合、下剤により肛門が使い物にならなくなると「人工肛門」を装着しなければなりません。

副作用③ 腸内細菌が死滅

下剤は腸内の便を強制的に排出する為、腸内で非常に大切な働きをする「腸内細菌」も全部流れていきます。
善玉菌も悪玉菌もいなくなった腸は、便秘を悪化させるだけでなく、食べ物を消化吸収できなくなります。
また免疫力が落ちて、肌荒れを引き起こし、最悪の場合は大腸がんになることもあるのです。

副作用④ ミネラル欠乏症

水分と同時にミネラルも体外に排出されるので、体の中は慢性的なミネラル不足に陥ります。
ミネラルは骨や筋肉を作る大切な栄養素の1つで不足すると、低血圧や不整脈骨粗相症などを引き起こす原因になります。

またカリウム不足により、腸まわりの筋力が落ち、自力での排便が難しくなってくるでしょう。
冷え・肩こり・全身の倦怠感・腰痛・生理不順などの不調も現れてきます。

副作用⑤ うつ病、摂食障害

ダイエットや美容のために追い詰められた精神状態で下剤を服用していると極度な下剤依存症となりやすく、うつ病や摂食障害を引き起こすことがあります。

副作用⑥ 大腸メラノーシス(別名:大腸黒皮症)

大腸メラノーシス(別名:大腸黒皮症)とは、本来ピンク色をしているはずの腸が、真っ黒になってしまう症状の事です。
病気ではありませんが、黒くなっている部分は腸の神経がダメージを受けていて、腸が自力で動けない状態になっています。

下剤を毎日4ヶ月ほど飲み続ける事で起こりますが、下剤をやめれば元に戻ります。

2.下剤に頼らない便秘の改善法


つらい便秘を改善するには、下剤などの薬に依存せず体本来の力を高めることが重要です。

そこで、下剤に頼らない便秘の改善法をご紹介します。

2-1.腸内環境を整える

まずは腸内環境を整えて善玉菌を増やし、荒れた腸を回復させましょう。
腸内環境を整えるには、次のポイントを意識して日頃の食事を見直してみてください。

食事療法4つのポイント

①1日3食をよく噛んで規則正しく摂る。また寝る直前には食べない。
②和食をメインにする。日本食の発酵食品(味噌・しょうゆ・納豆・漬物)を食べる。
③脂質や糖質、カフェインを摂りすぎない
④食物繊維・乳酸菌・ビフィズス菌・オリゴ糖を積極的に摂る

これらのポイントに気を付けて食事を見直すと、腸の環境が良くなり善玉菌が住みつくようになるでしょう。

2-2.自律神経を整える

腸のぜん動運動を司っているのは自律神経です。自律神経はストレスを感じると狂ってしまい、腸のぜん動運動が起きず便秘を引き起こします。
また、ストレスのみが原因で便秘になることを「過敏性腸症候群」といいます。

ストレスをためない

①ウォーキング … ゆったりとしたウォーキングを30分以上行うことで、セロトニンホルモンが分泌されストレスが軽減されます。
②半身浴 … 38~40℃くらいのゆるめのお湯に15分ほど半身浴することで、副交感神経が高くなり便秘の改善に効果が期待できます。
③十分な睡眠 … 腸の動きが最も活発になる0時までには布団に入り、8時間以上の十分な睡眠をとることをおすすめします。

ストレスを感じている時は、交感神経が高まっています。ストレスを解消して、副交感神経を高め自律神経のバランスを取り戻しましょう。

2-3.下剤成分を含まない便秘茶を飲用する

下剤を使って強制的に便を排出するのではなく、自然にすっきりと便秘を改善するには便秘茶がおすすめです。
その際には、下剤成分の入っていない便秘茶を選ぶようにしましょう。
参考:

3.下剤成分フリー!おすすめの便秘茶3選


下剤成分を含まない体に優しいおすすめの便秘茶をご紹介します。
いずれもノンカフェインなので、夜寝る前でも安心して飲むことができます。

たんぽぽ茶ブレンド

国内の指定工場で焙煎されたたんぽぽ根、醗酵ギンネム、黒豆の3つの素材だけで作られている体に優しい便秘茶です。
たんぽぽの根に含まれるイヌリンという食物繊維は、腸内の余分な水分を便に取り込み、便をやわらかくする効果があります。
最安値価格: 730円(お試し用10日分)

プレミアムオーガニックルイボスティー

腸内環境を整えるビタミンB類、ビタミンCや、便をやわらかくして排出を促すカリウムやマグネシウムが豊富に含まれており、自然に排便を促す作用があります。
また老廃物の排出を高める効果があることで注目されているSOD酵素も配合されています。
最安値価格: 970円(お試し用21日分)

ダイエットプーアール茶

プーアール茶に含まれるマグネシウムやカリウムなどのミネラルが、便に水分を与えスムーズな排出を促します。
またビタミンB1やB2も含まれているため、腸のぜん動運動を促進し自然な排便を助けます。
最安値価格:970円(お試し用12日分)

4.依存症にならない便秘茶の選び方


便秘茶の中には、即効性や高い効果を得るために天然の下剤成分が配合されている商品があります。
そこで依存症にならない便秘茶選びの4つポイントや注意点についてまとめてみました。

4-1.依存症にならない便秘茶選びの4つのポイント

天然の下剤成分を含まない便秘茶を選ぶ以外に、依存症にならない便秘茶を選ぶ際のポイントを4つにまとめてみました。

①便秘茶の成分に注目しよう

《気をつけたい成分》
大腸刺激性下剤(アントラキノン系薬剤)…大腸を刺激して便を出す作用があります。即効性がありクセになりやすいので服用には注意が必要です。

 ・センナ ・キャンドルブッシュ(ゴールデンキャンドル)
 ・アロエ  ・キダチアロエ  ・大黄(ダイオウ)など

成分にこれらの表記がある便秘茶は天然の下剤成分を含みます。用量、用法に注意して飲用しましょう。

②ノンカフェインのお茶を選ぶ

カフェインを摂り過ぎると、軽い精神的な依存を発生させる場合があります。
依存を避けて便秘を改善したい場合には、ノンカフェインの便秘茶を選ぶことをおすすめします。

ノンカフェインの便秘茶について、より詳しくはこちら。

③水溶性食物繊維を含むお茶を選ぶ

ゴボウや海藻・キノコ類に多く含まれる「水溶性食物繊維デキストリン」は腸内清掃の効果が高く、便秘の改善に有効な成分です。
天然の下剤成分を含まない代わりに、水溶性食物繊維を多く含む便秘茶を選んでみてはいかかでしょうか。

④ミネラル(マグネシウム)が含まれるお茶を選ぶ

マグネシウムは腸の中で便をやわらかくし、排便しやすい状態にしてくれるミネラルです。
また、お茶の中でもルイボスはマグネシウム、ビタミン、鉄分などが豊富に含まれているので、便秘の改善には高い効果が期待できます。

4-2.便秘茶を選ぶ時の注意点

大腸刺激性下剤(アントラキニン系)成分を含むお茶を、長期に渡って飲用すると依存症になる恐れがあります。
腸が自らの力で正常に働く力が弱まってしまうことがあるので、一時的な利用にとどめることをおすすめします。

5.まとめ

下剤の長期的な使用は、重篤な副作用を引き起こす恐れがあります。
しかし、便秘茶には下剤成分を含まないだけでなく、腸内環境を整える効果が期待できる成分が含まれている商品があります。
下剤に頼らず、体に優しい便秘茶で自然にスッキリ便秘を改善して、腸本来の機能を取り戻していきましょう。